過去を見る目は復讐の為に

今回は幻冬舎さんから

バーズコミックスの

「ドクシ-読師-」です( ´﹀` )

こちらは全10巻で、完結済みです！

主人公(士郎)は幼い頃飛行機事故にあいます

事故直後は奇跡的に

士郎と母親は生きていましたが、

そこにほくろの男が現れ目の前で母親が殺される

そして士郎は失った右目と引替えに

過去が見える目を得た

その力でほくろの男への復讐を誓う……

という感じです！

全体的に結構暗いです

復讐のために色んな事件に巻き込まれていきます

士郎は過去を見る目を持ちますが、

そんなに都合よくはないのがいいと思います

見るためには相手、物に触れることが必要です

あとは、断片的なことがほとんどなので、

ミステリー要素もあると思います

そして、何より辛いのは、

「過去」ということは、理不尽に殺害された過去を見て、助けたくとも終わったことなんです

もう助けられないんですよ……

犯人が分かっても、救うことは出来ないのがなんとも辛いです

自分の無力さを感じるでしょうし、

そしてその瞬間を実際に見る事の辛さは計り知れないですね……

この作品で1番印象的だったのは

燎の話です……

燎は、妻子持ちの男を誘い、関係を持ちます

その後家族を殺害するという、残虐なことを繰り返します

実は過去に父親から性的虐待を受けていた少年で、

家族円満に憧れや執着を持ってました

士郎の力で、本当は母親に愛されていたことに気づきますが…………

最後の決着はなんとも言えません……

燎にとってはハッピーエンドで
士郎にとってはバッドエンドなんでしょうね。。

他にも、

士郎の力が原因で優しい人を犯罪者に変えてしまうことがありました

暗いです…………

しかも士郎がピンチになるより、

士郎の周りがピンチになる事が多く、士郎にとっては辛いです

また、士郎や士郎の周りに手を出してくる人は

ほくろの男と繋がりがある人がほとんどです

ほくろの男は逃げるのではなく

士郎を苦しめたいが故に手を出してくるんです

しかも、自分ではなく、他人を使って……

この作品、とても暗く理不尽な事が多いのですが、

話自体は面白いです！！

士郎の苦痛や、成長

上手くいかない悔しさや、後悔など

人の暗い部分もまた見えるかもしれないです

ただ、この作品打ち切り作品のようで、

9巻までは楽しめたのですが、

最終巻は駆け足で、最後は、

え？これで終わり？？嘘でしょ？

って感じなので、最後は期待しない方がいいです……

ホイッスルの2作目より、ドクシをしっかり完結してくれ…………

こちらは本屋さんに置いてることはまず無いと思います

ネットだと本でも売ってるとは思います

ゆうなは、ネットじゃなくて実際に見て綺麗なのが欲しいという

無駄なこだわりをしてしまい、

本屋で集めるの大変でした…………馬鹿……

打ち切りですし、本も多くないと思うので、

電子書籍のがすぐ読めるかもしれないです

最後は打ち切りという終わり方ですが、

興味を持った方は是非読んでみて下さい( ˙Ο˙ )！