メイクすると強くなる？
今回は小学館さんから
「或るアホウの一生」です( ˊᵕˋ )
こちらは全4巻で、完結済みです
将棋の奨励会員の主人公(高以良)は
プロ1歩手前
プロに上がる為に何をしたら……
強さって何？
そうだ！メイクをしよう！！
……みたいな感じです笑
プロ1歩手前の3段リーグは同じくらいのレベルの子が切磋琢磨しており
プロを目指してます
皆当然将棋の勉強をしています
じゃあ勝つにはどうしたらいいか考えた時、高以良が
メイクをして社会との断絶式をしてる所がまた何故その発想に……って思います
でも高以良っていい子だし、素直だし、何故かほっとけないんです
また、強さって何？強ければ何してもいいの？
って話も入ってきたり、、
ずっとやり続けてると、目的や目標を見失う時があって
なんで将棋をしてるんだろう。。
なんでプロになりたいんだっけ。。。
とか、悩みながら立ち止まりつつ頑張っていきます
キャラも魅力的で、
ヤクザみたいで、タバコ大好きの迫さん
プライドと人を気にするイケメン夏目くん
天才と称される佐宗くん
高以良と佐宗の尊敬する棋士紫紅
などなど……
皆一癖あって面白いです笑
皆優しい人とは言い難いし、いがみ合ってばかりだけど
何となく好きになっちゃいます
それぞれ悩みがあるからでしょうね
4巻は紫紅の話なのですが、
とっても怖く切ないです……
でも1番好きな話でもありました
あとは佐宗の話とか
佐宗は耳が不自由なのですが、
そのせいで家では邪魔者扱いされたりと
意外な過去があります
そんな佐宗に教えたのは紫紅ですが、
紫紅から真似をしてと教わったから、真似を続けているのかなと思ったり……
そういったキャラの掘り下げも、
魅力の1つです
しっかりと将棋を絡めて人間関係や葛藤を書いていて、
平静を装ってるけど、実は心の中は大荒れだったり笑
負けると悔しくて地団駄を踏んだり笑
面白いです笑
ただ、こちら実は打ち切り作品です
これはね、本当になんで打ち切りにしたのか……
知名度とか、宣伝があまり良く出来なかっただけで、
ポテンシャルめちゃあると思うんですよ
最後までしっかりと見たかった……
特に佐宗と高以良の対決を。。
気になった方は4巻と読みやすいので是非読んでみて下さい( ˙Ο˙ )！
